世の中にはブランド物があふれていたり、そうでなくても種々の物にお金がかかってしまったりしますよね?日本の物価率は延々と高くなっているのに自分の給与はたいして上がらない…。お金をもらってすぐ消費して自分はいったい何をしているのかよくわからない…。そういった悩みを解消するために、あなたもミニマリストになりませんか?世間ではちょっと貧相なイメージもありますが、今回はそうでなく、自分の未来をもっと明確にするための道しるべとして紹介します。特に後半部分はすぐに負荷なく実践することができますよ。
ミニマリストについて
そもそもミニマリストとはいったい何でしょうか。
<引用その① MUFG>
ミニマリストとは、不要な物を持たず、
自分にとって必要最低限の物だけで生活する人のことを指します。
もともとは英語で「最小限の」を意味する「minimal」から生まれた言葉で、2010年頃から海外で広がり、今や日本でもライフスタイルとして取り入れられています。
大量生産・大量消費社会においては、時に所有する物の多さが豊かさだと考えられますが、ミニマリストは、不要な物や情報の消費を避けることで自由な時間を作りだし、心の豊かさを得ることを目指すものです。
<引用おわり>
ミニマリストの生活でも幸福度を上がることが
論文で確認されています。
<参考>
Malik, F., & Ishaq, M. I. (2023). Impact of minimalist practices
on consumer happiness and financial well-being.
たしかに、ものが多すぎると心身ともに疲れてしまうかも
しれません。
たとえば車や家を購入すると毎月の支払いに束縛されてしまい、いわば「ものに所有されている」とすら言えるでしょう。欲に振り回される生活はあまり楽しいとは言えません。
もし物欲にまみれて結局貧乏になってしまうのなら、人生全体として本末転倒になってしまうため、「質素倹約」を意識してみるのも人生の質が上がる一つの要素です。
ただしやりすぎると逆効果です。ミニマリストになるという行為そのものに対して注意を促す医者もいます。
<引用その② 女性プライム>
何らかの問題に直面して、潜在的にその現実から
目を背けてしまいたい気持ちがあるとき、
“代償行為”として物を捨てるという行動につながることがあるという。
<引用終わり>
また捨てすぎると「捨てること」そのものが目的となってしまいすべてを捨てきってしまうと楽しさがなくなってしまうこともあります。
自分の心と相談して今一度なにをしたいのかを再確認してから
ミニマリストになることをおすすめします。
ちなみに、日本のミニマリストは極限までものを減らすと考えられがちですが海外では”自分にとって”必要最低限までへらす方針の方が多いそうです。
「フランス人は10着しか服を持たない」
という本もこの話の参考になると思います。
ミニマリストのメリットデメリット
<メリット①>思考の整理ができる
かのスティーブ・ジョブスは毎回おなじ服をきて今日は何の服をきるかという意思決定を減らして
「何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを誇りたい」という言葉とともに仕事を続けていたそうです。
経営者の考えとして、無駄な思考を減らしてさらに仕事に集中したいという思いは、ミニマリストに関連する考え方なのかもしれません。
カフェやホテルで作業すると効率があがると似たような感じで
居心地のいい環境をつくってみてはどうでしょうか。
また、仕事に全部リソースを入れるまでとはいかなくとも
自分が心地いいと感じるまで量を減らすこと自分が本当に大事なものを厳選できるため、無駄を省く力がつくでしょう。
とくに20代後半から30代前半になっていくと、人と交際関係になるときに、人生への向き合い方について深く見られることもよくありますので、自分を深く省みる時間は大事です。
<メリット②>より時間やお金が増える
無駄を省く力というのはものだけでなく時間やお金の管理にもつかうことができます。
このスキルはとても大事で、ネガティブな話ですがお金を雑に扱うことは自分、または人の命を雑に扱っているともいえるかもしれないでしょう。
また、思考の整理により本当に自分がしたいことが出てきたときにその時間やお金を使うことができます。
どこに自分の余った力を注ぐべきなのかを常日頃から考えることによって世間でマイナスイメージを抱かれるようなただ貧乏くさいミニマリストから脱却できます。
ちなみに、ミニマリストの中にはライフハック系ブロガーとして名を輝せている人もいます。これはミニマリストを通して変わった価値観や経験を文章にすることによってお金に換えているのでしょう。
<メリット③>体験価値を見いだすことができる
何かを所有することよりも物には代えられない体験価値や人間関係により価値を置くという考え方もできるでしょう。
仕事を通して尊敬できる人に会いに行くことやちょっと高めのホテルに泊まりに行くことも経験のうちです。
実は私も18歳のときにマッチングアプリに登録する写真を撮りに行くため、わざわざ大阪から東京へ夜行バスにのったこともあります。こうして記事のネタにもなるのです。
<メリットその④>災害に強い
災害の多い日本では防災を心得とかなければいけませんが
ミニマリストはもともとそういった生活に従順に対応することができるため心強いです。
また避難時の持ち物をつくる準備なども素早く最小限にできるでしょう。
<デメリットその①>人間関係が壊れる
残念ながらミニマリストの考え方が理解できない人もいたり
もしくは本人が人脈すら最小限にしようという思考で、人間関係が壊れてしまうこともあります。
縁の切れ目というのはなかなか改善しずらいため
慎重にしたいものです。
<デメリットその②>ものの捨て方を誤る
捨てるものをきちんと厳選しきれなかった場合はたいへんです。
例えば自炊をするときにキッチン器具が少なければ料理がつくれないでしょうし、全部自炊にするからとはりきって大量に購入すると使わないものもでてくるかもしれないでしょう。
きちんと計画をもって物を選別すべきです。
<デメリットその③>生活に飽きてしまう
日常に刺激がなくなったというデメリットもあります。
そのようなときは創作活動に取り組むことをおすすめします。
誰かが創作したものを楽しむには必ず飽きがきてしまいますが、自分から創作すれば飽きることはないでしょう。
ミニマリストの第一歩
それではまず一体何からなくしていくかについて解説します。
日々の娯楽費用を削るというわけではなく、あまり使わない日用品から列挙しますので負荷はあまりからなないでしょう。
・バスタオル→ミニサイズに
・お風呂の蓋→アルミシート
・お風呂の椅子
・バスマット
・台拭き→ペーパータオル
・水切りかご→吸水マット
・キッチンスポンジ→網スポンジ(替えが少なくて済む)
・風呂用洗剤→食器用洗剤
・柔軟剤
・ティッシュ→トイレットペーパー
・トイレ洗剤→食器用洗剤
・乾電池→充電式
・白熱電球→LED
・トイレの芳香剤→トイレ掃除をこまめにして無臭に
・キッチンペーパー→チラシ
・ベット→寝袋
生活するにあたって意外と無駄なことって多いみたいですね。
余談ですが光熱費を抑えることによって環境にもやさしくなれます。
できることから一つずつやってみましょう。
さいごに
このように、ミニマリストというものは単に所有物を減らすというわけではなく、自分の人生をどうしていきたいかをもう一度考えるターニングポイントにもつながるわけです。後半部分であげたものを実践することで、すぐに少しでもお金にゆとりをもつことができますから、ぜひ行動してみてください。
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